特定非営利活動法人 日本補助犬情報センター|身体障害者補助犬に関する情報提供、相談業務を行う学術団体です。

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FAQ-0040「補助犬の足の裏って汚いの?」
 2021年8月19日 掲載

 「犬は衛生面からお断りしています!」というのは、同伴拒否をされてしまう際のよくある理由です。では、補助犬たちは衛生的に問題があるのでしょうか…?
 同じ場所を同じ時間に一緒に散歩をした犬と人間の靴の裏、より菌が多いのはどちらだと思いますか?

 犬の足の裏はあんまりキレイじゃなさそう…と思った方も多いかもしれませんが、より菌が多いのは…「人の靴の裏」なんです!
 これはオランダのユトレヒト大学の予備調査でわかったことです。研究の概要は次の通りです。
 ①補助犬25頭とそのユーザー25人、②家庭犬25頭とその飼い主25人のグループに、15~30分の散歩をしてもらった後、犬の足裏、人の靴裏の菌を検出します。
 その結果、大腸菌の検出検査が陰性(大腸菌がいなかった)だったのは、全体で犬の足裏72%、人の靴底42%でした!この調査により、犬の足裏の方が菌を持っている割合が少ないことが示されました。
 より詳しく結果を分析すると、補助犬か家庭犬か、またはユーザーか飼い主であるかの違いはみられませんでした。また、細菌の数においても、犬の方が有意に少なく、補助犬&ユーザー、家庭犬&飼い主のどちらの結果も、同様の数値を示しました。もう一つの検査対象、クロストリジウム・ディフィシルについては犬からはまったく検出されませんでした。
 つまり、この研究から、犬の足裏は補助犬・家庭犬にかかわらず、一般的に人の靴底よりも衛生状態がいいことが示されたんです。

 

 ところで、どうしてこんな研究をしたの?と思われた方もいらっしゃるかもしれません。実は、この研究に協力した補助犬ユーザーさんたちの81%、およそ5人に4人が現在の補助犬において1回または複数回、補助犬の同伴拒否をされた経験があったんです。その主たる理由は衛生面とされていたこともわかりました。
 オランダの病院における補助犬利用者の来院は患者全体の0.02%と推定されており、研究者らは犬が足裏につけて運んでくる可能性のある細菌に対する衛生対策は、短時間の診療ですむ病院においては必要ないと結論を出したそうです。これは、世界的中の補助犬ユーザーさんたちに、大きな後ろ盾となる調査研究ですね!


 



FAQ-0039「補助犬法に罰則はある?」
 2021年8月3日 掲載

 補助犬法では、公的な機関や公共交通機関、不特定多数の人が利用する施設などでは、補助犬の同伴を受け入れることが義務化されています。ところが、飲食店や医療機関などで同伴を拒否されてしまうユーザーさんがまだまだいらっしゃいます。
 お店などの事業者が同伴拒否をして、補助犬法に違反した場合、罰則はあるんでしょうか…?

 実は…補助犬法に罰則は「ない」んです!!
 「罰則があれば、同伴拒否されてしまうユーザーさんが減るんじゃないの…?」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。実は補助犬法に罰則がない理由のひとつには、ユーザーさんたちの強い想いがあります。
 その強い想いとは…お店などの施設に、「罰則があるから、ユーザーさんと補助犬を受け入れます」と言ってほしくない!という想い。
 補助犬たちはユーザーさんによってしっかり行動・衛生管理されていることを、受け入れ側の施設の方たちにきちんと理解してもらって、「補助犬なら大丈夫ですね!どうぞ、一緒にお店に入ってください!」と、気持ちよく受け入れてくれるような社会になることが、ユーザーさんたちの希望です。
 法律の罰則という強制力のあるものではなく、補助犬について正しく理解を示したうえでの受け入れが大切です。
 そのためにも、補助犬のこと、ユーザーさんのこと、もっともっと知って、周りの方にも教えてあげてくださいね!



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