特定非営利活動法人 日本補助犬情報センター|身体障害者補助犬に関する情報提供、相談業務を行う学術団体です。

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FAQ-0043「補助犬がユーザーと社会参加する上で重要なのは?」
 2021年9月29日 掲載

補助犬は、ユーザーさんと一緒にレストランに行ったり、病院に行ったり、人が集まる様々なところへ行く機会が多くあります。こうした「社会参加」をするときにとっても重要なことがあるんです。それはいったい何でしょうか?

補助犬たちがユーザーさんと社会参加をするときに重要なのことはたくさんありますが、中でも特に重要なのは「ワクチン接種」!(もちろん、人懐こさや可愛さも大事だけどね!by聴導犬チャンプ)

補助犬たちは1年に1回、2つのワクチンを受けています。

ひとつ目は、狂犬病予防注射。この注射は、狂犬病予防法によって補助犬はもちろん、飼育されているすべての犬が1年に1回接種しなければいけないことになっています。
そしてふたつ目は、混合ワクチンです。犬の混合ワクチンには様々な種類がありますが、補助犬のようにユーザーさんと社会参加をする場合は、「人獣共通感染症」を防ぐことが大切です。そのため、「レプトスピラ症」を予防することができる7~9種のワクチン接種が望ましいとされています。

そして!ユーザーさんたちは、ワクチン接種以外にも補助犬との社会参加のために、補助犬たちに対して様々なケアを行っています。毎日のブラッシングや、定期的なシャンプー、耳掃除や歯磨きなど…。補助犬たちの健康を守ることはもちろんですが、一緒にレストランや医療機関を利用した際に、周囲の方に迷惑にならないよう、細かい気配りをしています。



FAQ-0042「日本と同じような補助犬認定制度を持つ国は?」
 2021年9月10日 掲載

 皆さんご存じの通り、日本で活躍している補助犬たちは、「身体障害者補助犬法」に基づき、訓練・認定をされた犬たちです。実は、日本と同じような認定制度がある国があります。さて、それはどこでしょうか?

 日本と同じような補助犬の認定制度があるのは…「台湾」です!
 台湾では、障害者の権利に関わる法律の中に、補助犬のことが書かれており、日本と同じ盲導犬、聴導犬、介助犬にアクセス権が認められています。育成団体も、法律によって定められた基準をクリアしている必要があります。そして、社会で活躍する補助犬たちには、ハーネスやベストの着用義務もあるそうです。日本とよく似た制度ですね!



FAQ-0041「補助犬同伴の社会参加を保証している法律は?」
 2021年9月7日 掲載

 皆さんご存知の通り、補助犬同伴の社会参加を保証している法律といえば、「身体障害者補助犬法」ですよね!
 でも、実はもうひとつ、補助犬同伴での社会参加を保証している法律があるんです。
 なんという法律でしょうか?

 補助犬同伴の社会参加を保証している法律、「補助犬法」ともう一つは、「 障害者差別解消法」です。
 この法律は、平成28年4月1日から施行されました。補助犬や障害を理由にユーザーさんを拒否することは、「正当な理由がない差別的取り扱い」になり、障害者差別解消法違反になってしまいます。

 その他、障害者差別解消法では「合理的配慮」の提供も義務付けられています。(現在は「義務」とされているのは、行政機関のみ。今年5月に改正法が成立し、これまでは「努力義務」であった民間事業者も「義務」となります。この改正法は3年以内に施行されます)

 補助犬法についてもう一度復習したい方、合理的配慮についてもう少し詳しく知りたい方は、厚生労働省のyoutubeチャンネルから「ほじょ犬もっと知ってMOVIE」をご覧ください。2分ほどの短い動画で、2つの法律のことを知ることができますよ!




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