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第25回「オンラインで学ぼう! ~ほじょ犬が教えてくれるユニバーサルな世界~」

 2021年8月21日に大型オンラインイベントを東京都人権プラザさん主催で開催しました。イベントに出演した当会理事の松本江理より、当日のご報告をさせていただきます。


理事 松本 江理 &聴導犬チャンプ (社会福祉士、日本聴導犬パートナーの会副代表)

 学校への出前授業でお世話になっている東京都人権プラザさん。当会との活動をきっかけにして、UDトークを使ったリアルタイム字幕を本格的に導入してくださっています。
 担当の方とかなり前から、『日本補助犬情報センターと人権プラザの「コラボ」で何かやりたいね〜』と話していたのですが、「夏休みの子ども向け人権講座」として具体的になったのが今年の5月。
 リアル(会場)か、オンラインか、ハイブリッド(会場&オンライン)か、、コロナの感染状況をギリギリまで見極めていましたが、残念ながら「緊急事態宣言」下での開催となり、完全オンラインで実施が決定!東京都の広報紙やウェブサイトでも広報されました。

 正直、オンラインで何人かで話をしたり、会議に参加したりは何度も経験していたのですが、誰もいない場所で、カメラに向かって講演(イベント)するのは初めてで、どんなふうになるのか、かなり不安でした。
 人権プラザのスタッフさん、日本補助犬情報センターのスタッフと、繰り返して打ち合わせし、PPT(スライド)や話す内容を台本のように作っては直し、加筆し、整理して、、、の毎日。


 当日の会場では出演する私と情報センター橋爪さん、他に情報センターとプラザスタッフが5名。私たちの正面にはカメラとモニターが設置され、まるでテレビのスタジオのような雰囲気でした。

 もちろん、UDトークによる字幕ありなので、遠隔で編集スタッフも待機。リハーサルを済ませ、待機していると、zoomにどんどん入ってきてくれる子供たち。大人の方もいらっしゃったようで、ありがたいことです。

チャンプもお立ち台のような場所でスタンバイ。

 チャンプは足元だとカメラに映らないということで、少し高い台が用意されましたが、お気に入りマットを敷いたので、高さを気にせず、乗ってくれてました。
 でも、「何が始まるのかなぁ」っていう感じで見ていましたけど(笑)


 定刻にスタート。
 当会専務理事兼事務局長の橋爪智子の進行から進み、二人でやりとりしたり、それぞれが話をしたり、、、。

 時間がたっぷりあるので、画面を通して、話をするだけ、話を聞くだけ、ではつまらないね、ということから、今回はzoomのリアクションボタンを使った、挙手やクイズなども織り込んだので、参加してるお子さんの反応も分かって楽しくできました。
 録画録音をしないことを明示したので、顔出ししてくれるお子さんもいて、画面越しに表情なども伝わってきて、目の前には誰もいなくても、いつもと同じようにお話しできた、、、つもりです。
 (記録として残せなかったことは残念でもありますが。)

 事前に募集した質問は数はあまり集まらなかったのですが、とてもいい質問もいただき、またその場でも手が挙がって、質問してくれたり、、とあっという間の充実した2時間でした。
 夏休みの自由研究でまとめてくれる子もいる、、かな(笑)

 ともあれ、情報センターだけでは成し得ることはできないイベントでした。このような機会をいただき、本当に感謝しています。人権プラザさん、ありがとうございました!これでまた一つ、ステップアップできた気持ちもしています。

 リアルで集まって、顔を見ながら、触れ合いながらのイベントができる日がいつになるか、まだまだ見通しも立ちません。
 でもいろいろな形で集まれる、どんなに離れていても伝えあえる。そんなことを考えながら、東京タワーを見上げた私でした。
 参加してくださった皆さん、ありがとうございました!