ホーム > 補助犬について > -聴導犬の頭数について【2025/06/09更新】
現在、全国で51頭の聴導犬が実働しています(2025年4月1日 厚生労働省調べ)。
下記の表や図は、厚生労働省の「ほじょ犬」サイトに掲載されているデータなどを基に集計し直したものです。
約75年の歴史のある盲導犬と比べ、聴導犬は約45年と歴史が浅く、2025年4月1日現在の実働頭数は、盲導犬の768頭に対して51頭と非常に少なく、認知度も低い状況です。
聴導犬が実働している都道府県は、表1のように13都府県のみで、街で聴導犬を見かける機会も少ないです。
表1.実働犬51頭の都道府県別分布(2025年4月1日現在) | |
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北海道 0 | |
東北 0 | |
関東 25 | 東京13、神奈川9、埼玉1、千葉2 |
甲信越 4 | 新潟4 |
北陸 0 | |
東海 4 | 愛知2、静岡2 |
近畿 15 | 大阪7、滋賀4、和歌山2、京都1、奈良1 |
中国 0 | |
四国 3 | 愛媛3 |
九州 0 |
2024年度は、認定頭数が6頭、引退頭数が8頭と、実働頭数は2頭減の51頭でした。
訓練事業者の規模も盲導犬に較べて非常に脆弱な団体が多く、年間の認定頭数も盲導犬の100数十頭に対して、ここ数年は5頭前後と少なくなっています。
また、2019年からの平均認定頭数は4.5頭、平均引退頭数は8頭と、認定頭数が取消頭数を下回っていて、実働頭数は、2017年度の74頭をピークに減少が続いています。
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第二種社会福祉事業の届出をしている聴導犬訓練事業者は18団体(2025年6月現在)ありますが、認定のみを行う指定法人3団体と2県に届出をしている2団体を考慮すると、実際の訓練事業者数は13団体です。
しかし、過去10年間(2015年度以降)に認定聴導犬を輩出できている団体は8団体しかなく、ここ5年間に認定聴導犬を5頭(年平均1頭)以上輩出できている団体は2団体しかありません(緑色の背景塗りつぶし)。