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-介助犬の頭数について【2022/10/21 更新】

 現在、全国で53頭の介助犬が実働しています(2022年10月1日 厚生労働省調べ)。
 下記の表や図は、厚生労働省の「ほじょ犬」サイトに掲載されているデータなどを基に集計し直したものです。

1.都道府県別実働頭数
 約70年の歴史のある盲導犬と比べ、介助犬は約25年と歴史が浅く、認知度も低く頭数も少ない状況です。2022年10月1日現在の実働頭数は、盲導犬の848頭に対して53頭と非常に少なく、認知度も低い状況です。
 介助犬が実働している都道府県は、表1のように22都道府県のみで、街で介助犬を見かける機会も少ないです。

表1.実働犬53頭の都道府県別分布(2022年10月1日現在)
北海道 0  
東北 3 岩手1、秋田1、宮城1
関東 25 東京11、神奈川6、埼玉3、千葉3、栃木1、群馬1
甲信越 1 長野1
北陸 1 石川1
東海 4 愛知2、三重1、岐阜1
近畿 11 大阪6、京都3、兵庫2
中国 4 岡山3、広島1
四国 3 徳島2、愛媛1
九州 1 沖縄1

 

2.年度別の実働頭数・認定頭数・引退頭数
 訓練事業者の規模も盲導犬に較べて非常に脆弱な団体が多く、年間の育成頭数も盲導犬の100数十頭に対して10頭前後しかなく、ここ数年は実働頭数が減少しています。
 2021年度は、認定頭数が11頭、引退頭数が13頭と、実動頭数が2頭減少しました。





3.訓練事業者別・年度別の認定犬頭数
 第二種社会福祉事業の届出をしている介助犬訓練事業者は24団体(2021年8月18日現在)ありますが、具体的な訓練を行わないリハセンター系の指定法人4団体と2県に届出をしている2団体を考慮すると、実際の訓練事業者数は18団体です。
 しかし、過去10年間(2012年度以降)に認定介助犬を輩出できている団体は10団体しかなく、ここ5年間に認定介助犬を5頭(年平均1頭)以上輩出できている団体は6団体しかありません(背景塗りつぶし)。

表2.過去10年間(2011年度~2021年度)の訓練事業者別・年度別の認定犬頭数
補助犬法施行以降(2003年度~2021年度)の延認定頭数:187頭)
訓練事業者 延べ
認定
頭数
実働
頭数

2012

2013

2014

2015

2016

2017

2018

2019

2020

2021
全国 187 58 13 13 9 6 5 14 4 9 13 11
団体A 58 15 5 2 1 2 3 3 2 2 1 4
団体B 24 6 1 2 1 1 0 2 0 0 2 2
団体C 21 6 3 2 1 0 2 3 0 2 0 0
団体D 19 6 1 2 1 0 0 1 0 3 3 0
団体E 16 8 1 1 3 2 0 1 0 1 2 1
団体F 19 8 2 1 1 0 0 1 0 0 4 4
団体G 6 2 0 2 0 0 0 1 0 0 0 0
団体H 7 6 0 0 1 1 0 2 1 1 0 0
団体I 4 0 0 1 0 0 0 0 1 0 0 0
団体J 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
団体K 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0
その他 10 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

※その他は、解散や届出取消になった団体などで、2005年以降の認定犬は0頭です。

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