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-介助犬の頭数について【2024/06/06 更新】

 現在、全国で59頭の介助犬が実働しています(2024年4月1日 厚生労働省調べ)。
 下記の表や図は、厚生労働省の「ほじょ犬」サイトに掲載されているデータなどを基に集計し直したものです。

1.都道府県別実働頭数
 約75年の歴史のある盲導犬と比べ、介助犬は約30年と歴史が浅く、認知度も低く頭数も少ない状況です。2024年4月1日現在の実働頭数は、盲導犬の796頭に対して59頭と非常に少なく、認知度も低い状況です。
 介助犬が実働している都道府県は、表1のように23都道府県のみで、街で介助犬を見かける機会も少ないです。

表1.実働犬59頭の都道府県別分布(2024年4月1日現在)
北海道 1 北海道1 
東北 4 岩手2、宮城1、秋田1
関東 28 東京12、神奈川7、千葉4、埼玉2、栃木1、群馬1、茨城1
甲信越 0  
北陸 1 石川1
東海 6 愛知4、三重1、岐阜1
近畿 13 大阪7、兵庫3、京都2、奈良1
中国 4 岡山3、広島1
四国 2 徳島1、愛媛1
九州 0  

 

2.年度別の実働頭数・認定頭数・引退頭数
 2023年度は、認定頭数が5頭、引退頭数が6頭と、実動頭数が1頭減少しました。
 訓練事業者の規模も盲導犬に較べて非常に脆弱な団体が多く、年間の育成頭数も盲導犬の100数十頭に対して10頭前後しかなく、実働頭数は、2019年度から60頭前後で横ばいの状況です。

※年度末・実働頭数における、厚生労働省公表データと当会公表データの差違について
 厚生労働省では、年度末からある程度に経過した時点で、指定法人から提出された認定/取消報告によって実働頭数を集計しています。そのため、年度末に近い時期の認定/取消が、厚生労働省の集計よりも後に報告されることがあり、これらの頭数は翌年度の実働頭数に反映されます。
 当会では、年度ごとの認定/取消も把握するため、指定法人における認定/取消日を基に実働頭数を集計しています。
 これらのことから、両者のデータに若干の差違が生じています。



3.訓練事業者別・年度別の認定犬頭数
 第二種社会福祉事業の届出をしている介助犬訓練事業者は24団体(2024年4月1日現在)ありますが、具体的な訓練を行わないリハセンター系の指定法人4団体と2県に届出をしている2団体を考慮すると、実際の訓練事業者数は18団体です。
 しかし、過去10年間(2014年度以降)に認定介助犬を輩出できている団体は10団体しかなく、ここ5年間に認定介助犬を5頭(年平均1頭)以上輩出できている団体は5団体しかありません(背景塗りつぶし)。

表2.過去10年間(2014年度~2023年度)の訓練事業者別・年度別の認定犬頭数
補助犬法施行以降(2003年度~2023年度)の延認定頭数:203頭)
訓練事業者 延べ
認定
頭数
実働
頭数

2014

2015

2016

2017

2018

2019

2020

2021

2022

2023
全国 203 61 9 6 5 14 4 9 13 11 11 5
団体A 61 16 1 2 3 3 2 2 1 4 2 1
団体B 24 6 1 1 0 2 0 0 2 2 0 0
団体C 24 6 1 0 2 3 0 2 0 0 2 1
団体D 21 6 1 0 0 1 0 3 3 0 1 1
団体E 20 8 3 2 0 1 0 1 2 1 2 2
団体F 22 9 1 0 0 1 0 0 4 4 3 0
団体G 6 1 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0
団体H 7 5 1 1 0 2 1 1 0 0 0 0
団体I 5 1 0 0 0 0 1 0 0 0 1 0
団体J 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
団体K 1 1 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0
その他 10 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

※その他は、解散や届出取消になった団体などで、2005年以降の認定犬は0頭です。

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