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-聴導犬の頭数について【2022/10/21更新】

 現在、全国で58頭の聴導犬が実働しています(2022年10月1日 厚生労働省調べ)。
 下記の表や図は、厚生労働省の「ほじょ犬」サイトに掲載されているデータなどを基に集計し直したものです。

1.都道府県別実働頭数
 約70年の歴史のある盲導犬と比べ、聴導犬は約40年と歴史が浅く、2022年10月1日現在の実働頭数は、盲導犬の848頭に対して58頭と非常に少なく、認知度も低い状況です。
 聴導犬が実働している都道府県は、表1のように17都府県のみで、街で聴導犬を見かける機会も少ないです。

表1.実働犬58頭の都道府県別分布(2022年10月1日現在)
北海道 0
東北 0
関東 27 東京14、神奈川7、埼玉4、千葉1、群馬1
甲信越 2 新潟2
北陸 1 石川1
東海 4 愛知2、静岡2
近畿 20 大阪8、奈良5、和歌山3、滋賀3、京都1
中国 0
四国 3 愛媛2、徳島1
九州 1 沖縄1

 

2.年度別の実働頭数・認定頭数・引退頭数
 訓練事業者の規模も盲導犬に較べて非常に脆弱な団体が多く、年間の認定頭数も盲導犬の100数十頭に対して、ここ数年は10頭以下と、実働頭数は減少傾向にあります。
 2021年度は、認定頭数が6頭、引退頭数が6頭と、実動頭数は横ばいでした。




3.訓練事業者別・年度別の認定犬頭数
 第二種社会福祉事業の届出をしている聴導犬訓練事業者は19団体(2021年8月18日現在)ありますが、認定のみを行う指定法人3団体と2県に届出をしている1団体を考慮すると、実際の訓練事業者数は15団体です。
 しかし、過去10年間(2012年度以降)に認定聴導犬を輩出できている団体は9団体しかなく、ここ5年間に認定聴導犬を5頭(年平均1頭)以上輩出できている団体は2団体しかありません(背景塗りつぶし)。

表3.過去10年間(2012年度~2021年度)の訓練事業者別・年度別の認定犬頭数
  補助犬法施行以降(2003年度~2021年度)の延認定頭数:131頭
訓練
事業者
延べ
認定
頭数

2012

2013

2014

2015

2016

2017

2018

2019

2020

2021
全国合計 131 15 8 7 9 15 9 8 3 3 6
団体A 50 8 3 5 3 5 3 3 1 2 3
団体B 30 1 2 1 2 4 2 2 2 0 2
団体C 15 4 2 1 0 2 1 0 0 1 0
団体D 13 0 0 0 1 0 1 2 0 0 0
団体E 9 2 0 0 2 2 0 0 0 0 1
団体F 4 0 1 0 0 1 0 0 0 0 0
団体G 3 0 0 0 1 1 1 0 0 0 0
団体H 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
団体I 2 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0
団体J 1 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0
その他 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
※その他は、2007年以降に認定犬を輩出していない団体です。

 

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