特定非営利活動法人 日本補助犬情報センター|身体障害者補助犬に関する情報提供、相談業務を行う学術団体です。

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UDアドバイザー通信 2022年の記事一覧

第14回「ほじょ犬レポート」(インターン生チャレンジ!)
 2022年8月9日 掲載

 日本補助犬情報センターでは、ヤマザキ動物看護大学より、補助犬の普及啓発に関心のあるインターン生を受け入れています。
 7月の高校生向けの講演会に来てもらいました。実際に聴導犬ユーザーさんのお話を聞いて、どんなことを感じたのか記事にまとめてもらいました!
 

大学生インターンがチャレンジ!!「ほじょ犬レポート」

 711()、東京都人権プラザにて高校生へ向けての補助犬セミナーを見学させて頂きました。当日は、高校生30人程が参加していました。

 最初に、人権プラザの館内の展示物見学と、車椅子体験をしていました。車椅子を体験し、普段私たちが何気なく生活している中でのバリアに少しでも気づくことが出来たのではないかと思います。車椅子に乗っているとドアの開閉もとても困難そうにしている高校生が多く見られました。

車いす体験ブース

車いす体験ブース

聴導犬チャンプくん

聴導犬のチャンプくん

 そしていよいよ補助犬セミナーが始まりました。日本補助犬情報センターの橋爪智子さんから、補助犬とはどのような犬なのか、また補助犬の現状についての講演を聞きました。そして、ゲストスピーカーの聴導犬ユーザーの松本さんとパートナーであるトイプードルのチャンプくんが登場しました。高校生たちは可愛らしいチャンプくんを見て少しザワついた様子でした。

 一見、普通のペットに見えるチャンプくん。松本さんが「チャンプくんが聴導犬には見えない人?」と聞くと多くの高校生が手を挙げていました。


 松本さんのお話が始まり、テレビや音楽など私たちが普段意識している音には準備や工夫ができるが意識していない、また意識していても無視している音をチャンプくんが教えてくれると教えて頂きました。


音を報せるチャンプくん

 そこで、聴導犬の役割であるパートナーに音を報せるデモンストレーションが始まりました。タイマーの音と、インターフォンの音をチャンプくんは楽しそうに報せてくれます。チャンプくんはゲーム感覚で音を報せてくれているので、とても楽しそうで可愛らしかったです。
 また、実際にチャンプくんのお仕事ぶりを見て高校生達は驚いているように見えました。

 聴覚障害は、見た目では分からない障害です。もしかしたら今、同じ空間にいるかもしれません。見ただけでは気づくことは出来ませんが、聴導犬がいる事で私達は気づく事ができます。緊急時に、今何が起きているか伝えることが出来ると今回お話を聞いて思いました。そしてこの事を沢山の人に知っていただき、緊急時にはメモを活用するなどして今何が起きているか伝えてほしいと思います。

 20年前に身体障害者補助犬法が施行されましたが、まだ同伴拒否が起きているのが現状です。なぜ同伴拒否が無くならないのか?それは法律を知らない人が多いからです。1人でも多くの方に補助犬法について知っていただきたいと改めて思いました。

(インターン生:ヤマザキ動物看護大学 3年 後町)



第13回 「補助犬との暮らし ~君のパートナー補助犬だワン~(明治大学M-Navi学生向けセミナー)」
 2022年1月14日 掲載

2021年10月24日(日)、明治大学のM-Navi学生委員会(*)の皆さんよりご依頼をいただき、3種の補助犬ユーザーさんたちとご一緒にオンラインでセミナーを実施しました。

当日のセミナーの様子を参加した学生の皆さんがまとめてくださいましたので、ご紹介いたします。


補助犬との暮らし~君のパートナー補助犬だワン~

明治大学M-Navi学生委員会

第一部 クロストーク~補助犬についての啓発活動~

補助犬を取り巻く問題について日本補助犬情報センター・専務理事兼事務局長・橋爪智子さまをお招きし、補助犬について・補助犬とユーザー様を取り巻く社会問題をユーザー様とのクロストークをしていただきました。
補助犬は盲導犬・聴導犬・介助犬の3種類あります。補助犬たちはそれぞれのユーザー様と一緒に暮らしながら、その生活お手伝いをしています。補助犬と暮らすようになったからこそ、前向きになれた、笑顔が増えた、というユーザー様のお話から、ユーザー様と補助犬の間にはお手伝いをする以上の信頼関係があることをしりました。
お店などでは、まだまだ補助犬の受け入れ拒否が多く補助犬への理解が進んでいるとはいえません。全員に優しい社会をかたちづくるには、まず正しい知識を持つことが大切です。

講師・ユーザーの皆様


第二部 質疑応答~ユーザー様の実際のお話を聞こう~

この時間では、補助犬と一緒に暮らすユーザー様へわたしたちの質問をお答えいただきました!
まずはスタッフから「コロナ禍において大変なこと」「私たち大学生に伝えたいこと」をお聞きしました。コロナ禍で大変なこと、反対に家にいるからこそ新しく始めたことを紹介してくださったり、これから就職を迎える私たちへのメッセージなど、前向きな言葉をたくさんいただきました!
その後、参加者の皆様にも質問をたくさんいただき、皆様の大変高い意欲を感じました。特に多かったのは、ユーザー様を街中でお見かけしたときに私たちなにができるのか、補助犬と暮らしていて感じることについてが多く寄せられました。
そのお答えのなかで共通していたのは、想像力を働かせることが私たちが補助犬ユーザー様に寄り添う最も良い手段の一つだということです。想像力と話しかける少しの勇気が大切と気づきました。

参加者の皆様の感想を一部紹介します!
「障がいをお持ちの方から直接お話を伺うことが初めてだったため、自分では全く気が付くことができなかった視点を教えていただき想像力を持つことの大切さを再認識しました。お話の通り、お互いがお互いのできないことをカバーし合う考え方を持っていられるような人間でいたいなと思います。」
「実際にユーザー様からの声が聞けてためになりました。もし補助犬を連れているユーザー様を見かけたら声をかけようと思いました。」
「補助犬とユーザー様の間の絆に感動しました。素敵な関係性でした。「障害者の方」という見方を変えることが大事だと知れてよかったです。」
「ユーザー様の声を実際に聞くことができ、大変勉強になりました!」

参加者の方々、講師・ユーザーの皆様の写真。

 

*ウェブサイト掲載にあたり、M-Navi学生委員会様よりいただいた原稿の構成を一部変更しています。

元の原稿もぜひご覧ください!(下の画像をクリックすると、大きく表示されます)

 

*M-Naviとは“Meiji Navigation”を縮めたもので、明治大学で学ぶ学生をナビゲートするという意味を表しています。明治大学における学部や学科の中で学び身に付けていく「基礎学力」や「専門知識」に加えて、それらを上手く活用していくための「力」(社会人基礎力)を身に付けるためのナビゲーターの役割を果たす学生支援プログラムの一つです。教職員と有志の学部学生(M-Navi学生委員)で構成されるM-Navi委員会により運営を行っています。URL:https://www.meiji.ac.jp/campus/mnp/6t5h7p00000hfuo7.html