特定非営利活動法人 日本補助犬情報センター|身体障害者補助犬に関する情報提供、相談業務を行う学術団体です。

ホーム > UDアドバイザー通信 > 第20回「東京学芸大学附属国際中等教育学校でワークショップ」

第20回「東京学芸大学附属国際中等教育学校でワークショップ」

2023年6月13日(火)は、東京学芸大学附属国際中等教育学校の有志グループへ講演&ワークショップをお届けしました。
前半は3種の補助犬についてお話したり、実際に補助犬と生活をしている、セアまりさん&盲導犬べぇべ、松本江理さん&聴導犬チャンプにインタビュー形式で、補助犬と一緒に暮らすことになったきっかけや日常生活での困りごとを伺いました。後半は、3つのグループに分かれて、ワークショップを体験してもらいました。

【松本さんと聴導犬チャンプのブース】

UDトークを使って、松本さんとコミュニケーションを取ってみたり、簡単なジェスチャーゲームをしたり…。
そして、ワールドワイドな生徒さんが多いこともあり、UDトークの同時翻訳機能にも興味津々だったようです。
(中にはチェコ語の翻訳を見て、「すごーい!ちゃんとあってる!」と教えてくれた子もいたそうです…!)

【セアまりさんと盲導犬べぇべのブース】

セアさんが日常的に利用している便利グッズを紹介してもらいました。
iPhoneは皆さんが持っているものと全く同じで、「ボイスオーバー」機能をオンにすれば、視覚に障害があっても便利に利用することができます。
また、バーコードシールを用いた音声ガイドシステム、「タッチメモ」にも生徒さんたちの目は釘付け!録音ボタンを押しながらシールにタッチすると録音でき、シールにペン先でタッチすると、録音したデータを再生してくれます。セアさんは卵の賞味期限や、お洋服の色などを記録するのに使っているそうです。

【視覚障害サポート体験ブース】

クロックポジションを使って、アイマスクをしたお友達にお食事の位置を説明したり、イスに案内したり…。
生徒さんたちに伝えたのは、視覚障害者の方、本人が一番サポートしてほしいことをよくわかっているということ!
皆さんも、難しく考えずにまずは、「どのようにお手伝いしましょうか?」と聞いてみてくださいね。
*****
ワークショップが終わってからも、「質問してもいいですか?」という子たちがたくさんいて、ユーザーさんを取り囲んでいました。
彼ら、彼女たちが、今回の講義を聞き、ワークショップを体験して、自分たちにもできることを考えてくれるのがとても楽しみです。
後日、参加してくれた皆さんからの感想も届きました。ぜひ、こちらからご覧ください。
*****
日本補助犬情報センターでは、実際に補助犬と生活をされているユーザーさんをお連れして、小中高、大学向けの講演を実施しています。
ご関心のある方は、ぜひ当会のウェブサイト「お問合せ」よりご連絡ください!