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第11回「ほじょ犬と避難訓練?!~前編~」

 2020年12月初旬、京王プラザホテル様(新宿区)よりご依頼をいただき、盲導犬&介助犬ユーザーさん参加型の避難訓練の一部をコーディネートさせていただきました。

ホテルのスタッフが盲導犬ユーザーさんを非常階段まで誘導します

 今回の訓練にご協力いただいたのは、盲導犬ユーザーTさん&盲導犬Pくん、介助犬ユーザーSさん&介助犬Nくんです。ユーザーのお二人は、ホテルでの避難訓練という初めての経験に少し緊張されていたようでしたが、犬たちはホテルのふかふかのじゅうたんの上で、すっかりリラックスしていました。いつものホテルステイとは異なる環境のはずですが、落ち着いてユーザーさんの指示に従う様子に、さすが!のプロ意識を感じました。

(*コロナウイルス感染防止のため、訓練時には全員がマスクとフェイスシールドを着用しました。)

 

【訓練の想定】

 〇平日13時半ごろ。盲導犬ユーザー、介助犬ユーザーは30階ユニバーサルフロアに宿泊。

 〇29階より出火、非常階段と非常用エレベーターにて避難。

 〇非常用エレベーター避難中に地震が発生し、緊急停止し、閉じ込められた。

 

【盲導犬ユーザーの避難】

①まずはお部屋で火災の状況を説明して、避難の準備をしてもらいます。お部屋でくつろいでいる場合、盲導犬はハーネスやリードを外していることがあります。

②廊下はユーザーさんに肩または肘を掴んでもらい誘導します。煙が漂っている場合は、できる範囲で身体をかがめてもらう必要もあります。慌てずに、周囲の状況を説明しながら非常口まで案内します。

③非常用階段は狭く、急な場合もあるため慎重に誘導します。階段の前では必ず立ち止まり、「今から階段を下ります(上ります)」と、階段の上下についても必ず伝えます。

 後編では、介助犬ユーザーさんが非常用エレベーターで訓練した様子をご紹介します。お楽しみに!