特定非営利活動法人 日本補助犬情報センター|身体障害者補助犬に関する情報提供、相談業務を行う学術団体です。

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FAQ-0025「緊急時の聴導犬ユーザーさんのサポート方法は?」

電車に乗っていたら、急に電車が止まってしまいました。アナウンスで、「事故があって、電車が止まりました。次の駅で全員乗り換えてください」と言っています。あなたのそばには、聴導犬ユーザーさんがいます。どうやってアナウンスの内容をユーザーさんに伝えますか?

聴導犬がいるから、サポートは不要?

それとも、手話ができる人を探す?

それとも、スマホにアナウンスの内容を入力して見せる?

ここでの適切な行動は「スマホにアナウンスの内容を入力して見せる」です。

聴導犬は様々な音があることは教えてくれますが、人がしゃべっているアナウンスの内容までは教えることができません…。聴覚に障害のある方は、アナウンスの内容を聴き取れなかったり、そもそもアナウンスがあることに気が付かない場合があります。

 音の情報はなく、急に電車が止まって、次の駅に着いたらみんなが一目散に電車から降りていく…。もし、皆さんがそんな状況に置かれたらどうですか?とてもびっくりしてしまうし、どうしていいかわからないですよね。ぜひ、自分の近くに聴覚障害のある方がいることがわかったら、サポートをお願いします。
 そして、聴覚に障害のある方とコミュニケーションをとるときには、手話ができないとお話しできない!と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなことはありません。スマホや紙のメモ帳などに伝えたい内容を書いて見せればOKです。それらもない時でも、口を大きく開けてはっきりゆっくり話したり、身振り手振りを交えてお話すれば、ちゃんと伝わります。
 また、最近は声でしゃべった内容をリアルタイムで文字に変換してくれる無料のアプリもあります。こういったアプリを事前にダウンロードしておけば、もしもの時も慌てずスマートにサポートできますね!