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FAQ-0032「ユーザーにサポートの声かけを断られたときに正しい対応は?」

街で見かけた補助犬ユーザーさんに、勇気を出して「何かお手伝いしましょうか?」と声をかけたら、「今は大丈夫です」と言われることもあります。そんな時、正しいのはどのような対応でしょうか。

「断られて残念だったから黙って立ち去る?」

「それでも心配なのでこっそり後をつける?」

「今は困っていなくて良かった!と思って、お気をつけて、と見送る?」

正しい対応は…「今は困っていなくて良かった!と思って、お気をつけて、と見送る」です。

この対応は、補助犬ユーザーさんに限らず、皆さんがサポートのために声をかけてくださった相手の方、全員に当てはまります。

せっかく勇気を出して声をかけたのに、「今はいいです」と言われてしまったら、「せっかく声をかけたのに…」と残念な気持ちになって、「また断られたら嫌だから、もう声をかけないようにしようかな…」なんて思ってしまう方もいらっしゃるかもしれません。

でも、もう一度よーく考えてみてください。サポートを断られたということは、その方は「今は困ったいなかった」ということです。そう考えてみると、「困ってなかったんだ!良かった~」と思いませんか?

そして、たとえサポートを断られたとしても、声をかけてくださったあなたの優しい気持ちは確実に相手の方に届いています。時には少しぶっきらぼうに断られて、びっくりしてしまうこともあるかもしれませんが、そんな時もちょっと発想を変えてみてください。もしかしたら、声をかけたのがあなたで10人目だったのかも…?その方も断るのに、少し疲れてしまったのかもしれません。

ただ、できるだけそんなことがないように、障害のある方たちもサポートを断るときには「声をかけてくれてありがとう」をちゃんと伝えましょう、と活動してる方もいらっしゃいます。声をかける側もかけられた側も、思いやりをもってコミュニケーションが取れたらいいですね。

特に最近はコロナ禍の中で声かけのサポートが減ってしまった、と感じている障害のある方も多いようです。あなたの声かけはきっと役に立つはず!勇気を出して、「何かお手伝いしましょうか」と声をかけてみてくださいね。